ルールやジェスチャー、キーワードを知ることで
踊る人も観る人も、ブレイキンをもっともっと楽しめる!

ブレイキンのルール

ブレイキンの競技にはさまざまな形式がありますが、その1つが、即興ダンスによるバトル!
フロアにいるのは、主役であるダンサーに加え、音楽を流すDJ、進行役のMC、審査員(ジャッジ)。
DJが選んだ曲に合わせて、ダンサーが即興のパフォーマンスを披露し合い、審査員や観客の投票などで勝敗を決めます。
今ではいろんなジャンルのダンスバトルが開催されていますが、その発祥はブレイキンからだとか。

バトル形式

ソロバトル
1対1で対戦
チーム(クルー)バトル
チーム同士の対戦。
チームの人数は2人から10人以上などさまざま

他にも、「ボニー&クライド(男女ペアの2on2)」や、
トリック(基本の動き)が限定された、
「トップロックバトル」「フットワークバトル」など、
バトル形式はさまざま!

トリックについて

ジャッジシステム

バトルにおいて欠かせないのが審査員!
審査方法や基準は大会によって違っていて、例えば、日本ダンススポーツ連盟(Japan DanceSport Federation)が開催する大会では、以下の3つの評価基準をもとに審査が行われます。

  • 技術

    難しさ/難易度、
    バリエーション、
    ボディコントロール、
    クリーンさ/スムーズさ

  • 表現

    雰囲気の独自性、独創性、
    トランジション、
    ディテール

  • 総合性

    構成、完成度、
    音楽性、
    パフォーマンス/バトル

ブレイキンのダンスパフォーマンスを披露する場は、バトル以外にもたくさんあります!

ショーケース

個人orチームでダンスを披露すること。曲や振り付けは事前に決まっていて、ショーケースの前に曲に合わせた振り付けを練習。観客をダンスで楽しませることが目的。

コンテスト

ショーケースと同じように個人orチームであらかじめ準備した曲と振付でダンスを披露するが、最終的にジャッジによって順位が決まる。

サイファー

ダンサーが円を作り1人ずつ円の中央に出て行って流れた曲に合わせて即興でダンスを披露する。サイファーはどこでもできて、場所を選ばない。

ブレイキンのジェスチャー

バトル中は、盛り上げたり、相手を挑発したりするために、
観ている仲間や相手側がさまざまなジェスチャーをすることもあります。
観戦するときは、注目してみよう!

動き

親指と人差し指で
小さいものを
挟む
ような形をつくる

意味

もう少しだったな!
惜しい、残念!

ブレイキンのキーワード

バトルや練習で使われる用語には、どんな意味がある?
知っていると役に立つ、用語の一部をご紹介。

ブレイキン用語

  • 一定の姿勢で止まり続けること。主にフリーズで使われる。

  • 回転方向を途中で切り替えること。

  • 主にトップロックやフットワーク、パワームーブ以外のフロアムーブを主体とするブレイカーのこと。

  • トップロックからフットワークに入るための動きのこと。技をつなぐ役割がある。

  • 主にパワームーブを主体とするブレイカーのこと。

ダンスの基礎用語

  • 首や肩、胸など、体の一部分だけを別々に動かすこと。

  • インストラクターの略。ダンスを教える人をこう呼ぶことが多い。

  • グループやチームのこと。または仲間を指す場合もある。

  • 与えられた時間の中で、自由に踊ること。

  • ある動きや技を始めたところから止めるところまでの、一連の流れを意味する。ブレイキンの1ムーブは、エントリー(立ち踊り)~フリーズまでの踊りのことが多い。

  • 複数名で決まった振り付けを行うこと。

  • ダンスでのカウントは8拍でひと区切りとなることが多く、この区切りのことを指す。ツーエイト、スリーエイト...と増えていく。